栃木県はこれまで本県の強みである自動車・航空宇宙・医療機器・光・環境といった5分野の製造業における産業集積を生かす一方、時代の潮流を捉えヘルスケアやロボット関連産業を新たな成長産業とすることで、更なる本県経済の活性化に取組んでいる。

先頃、(公財)栃木県産業振興センター共催による「とちぎロボットフォーラム」が県総合文化センターで開催され、「AIの動向及びロボット分野における活用の展望」と題し、エヌビディア合同会社・市浦茂マネージャーの講演やロボット等の展示が行われた。

 

 

 

 

冒頭、赤松副知事は「昨年7月設立のロボット関連産業をネットワーク化した組織を通じ、本県の新たな産業創出と活性化を図っていく」と挨拶。

市浦氏よりAI(人工知能)による機械学習の一つとして、複数層の処理を重ね複雑な判断を可能とする技術、「深層学習(ディープラーニング)」が広くAIを活用した社会実現に向け進化している現状、ロボット産業が2015年1.6兆円から20年後には9.7兆円へと市場の拡大が予測されるなど紹介。

最近シリコンバレーでは、AIは自分で考えて答えを出すのではなく、統計的に確率の高い事象を示すだけであり、データが豊富な分野では正しく答えるが、特殊な領域では活用が難しいことを踏まえ、AIが無いより効果があるエリアや誤判定があってもインパクトが少ないエリアから導入するとした「適材適所の技術活用」が論議されているとのこと。

また、県内では来年3月までに宇都宮大学でAIを活用した学習拠点の導入が予定される中、いちごの茎葉識別や品質検査装置、いちご摘みロボットの開発が産学連携で図られていることも報告された。

本年度は今回のフォーラムや関連事業者の懇談会開催、システムインテグレーター育成及びコーディネーター配置事業等含めた「ロボット関連産業創出等支援事業(12,259千円)」に取組んでいく。

 

Follow me!