栃木県教育委員会は今年1月、「学校における働き方改革推進プラン」を策定し、対策を進めている。そうした中、教員の時間外勤務の実態調査では、教員が時間外をパソコン入力し作成する勤務管理表が、「分単位」を集計しないシステムから、一日で最大1時間58分が切り捨てられていた。11月には調査結果をもとに、「時間外が減少」と公表。そもそもの「働き方」の前提となる「労働時間」の認識が不十分であり、これまでの実態調査の正確性が問われこととなった。
私たち会派では先述の「共同型校務支援システム」による事務の効率化とともに、小学校における「高学年教科別担任制」に関する政策要望も行ってきた。
11月27日開議の県議会では、中屋大議員が一般質問で本県での導入に向け提言。会派では議会に先立ち、「兵庫型教科担任制」を現地調査。兵庫県では学習意欲及び理解促進へ少人数授業と、教科研究の充実や児童への多面的な理解に基づく指導へ教科担任制を、平成13年度から導入してきた。
小学5年から「国語・算数・理科・社会」のうち2教科以上選択し、学級担任の交換授業を行う。兵庫県への今年度加配教員1,361人に加え30人を県単で採用し、少人数授業や専科指導を行う教員による教科担任も併用。交換授業は社会や理科での実施が顕著であるものの、児童にとって教員との人間関係の広がりや学習の深まりによる成長が、実態調査で報告されている。
大部分の教科を指導する小学校教員にとって、授業前の準備等に要する時間の負担軽減と指導分野の専門性向上が図れるとともに、児童が中学校での学習や生活環境を体験でき、小6から中1への進学後における不登校の出現率が減少。
当日は西宮市立南甲子園小学校において、5・6年生の理科・社会での交換授業と算数の少人数授業を参観した。
文科省の昨年度調査によると、全国の公立小6年で教科担任制を実施しているのは音楽が56%で一番多く、理科(48%)家庭(36%)と続き、国語(4%)算数(7%)での実施が低い。