大田原市は市内狭原地内で整備を進めてきた交差点改良事業が完了し、このほど供用を開始した。県内で初となる《ラウンドアバウト(環状交差点)方式》を導入した改良前の交差点は見通しが良く、さらに道路幅が同程度のため優先関係が分かりにくく、一時停止の見落としによる重大事故が多発していた。

ラウンドアバウト方式は宇都宮市西川田地区の総合スポーツゾーン接続道路でも県が設置を予定しており、早速会派により現地調査を行ってきた。

津久井富雄市長並びに前野良三市議会議長より、それぞれ歓迎の挨拶に続き整備ヵ所における事故の発生状況や地域からの要望、改善に向けた整備手法・予算の確保等について概要を伺った。

加藤雅彦建設水道部長初め執行部より改めて、2014~2017年度に「出会い頭」による事故が9件起き、うち死亡者2名に至った事故の原因、もともとは国道2路線を結ぶ市道に別の市道が交わる変形5差路という形状など改善前の状況を聴取。また1日当たり約2,600台強の交通量や、信号機設置による直角交差点方式での整備費が約1.5倍となる試算額の比較・検証から、《ラウンドアバウト方式》の導入がより安全・安心かつ効率的で、環境に優しい交差点改良が図れるとの方針決定に至るまでの詳細な説明を頂いた。

事業期間は2017年~2020年、事業費は国からの交付金5千万円を受け1億3千万円。整備ヵ所の一部用地を、市の単独事業で取得した。環状交差点は中央の円形道路「環道」内を走る車両が優先、時計回りに走行し逆送や駐停車は禁止。環道に進入する際は減速することから重大事故の抑制、信号機がないことによる待機時間の減少が期待できる。

中央の円形道路から6本の道路が放射状に延びた形状は、上空から見るとまるで地上絵。供用開始に伴い当面は朝夕の時間帯、警察署員による交通指導を行うとのこと。

私からは「同方式導入にむけた地元への説明や住民の理解」や「整備手法に関する警察等との協議」、「同市における今後の導入計画の有無」について質疑を交わした。

Follow me!