私の母校でもある足利市立葉鹿小学校において28日、校歌を印した記念碑の除幕式が行われた。「みなもと遠きわたらせの ながれはすめるわがはじか・・・」と始まる校歌は、1,933年(昭和8年)創立60周年記念として制定。
制定から80年を迎える頃より、町内卒業生有志を中心に歌碑建立に向けた声が拡がり、「校歌顕彰実施委員会」が地元自治会長連合会や財産区議会、葉鹿小PTA、卒業生有志らによって組織される。
旧制足利中校長を務めた小林政一(こばやしまさいち)先生が作詞し、作曲は栃木師範学校(現宇都宮大学)教師、東京芸術大学音楽部長を歴任した下總晥一(しもおさかんいち)先生が手掛けた。
歌詞には熊野地区で出土した埴輪や地名の由来と言われる「土師(はじ)」などの歴史はじめ、渡良瀬川・赤城山の情景といった葉鹿の自然や風土、教育への思いが格調高く記される。3番までの歌詞を表面に、「建碑の趣旨」や作詞・作曲者の略歴を裏面に刻んだ歌碑は、高さ90㎝・幅150㎝の御影石製。
式で実施委員会・石井信雄委員長は建立への謝意と合わせ、「4代にわたり校歌を歌う家族もおり、長い間親しまれた葉鹿小校歌を次代へと歌い継いでほしい」とあいさつ。続いて、家族も卒業生である6年関根煌斗(せきねこうと)君が在校生を代表し、「歌碑ができると聞いて、祖父や母と一緒に校歌を歌った。私は《力あわせて、いざたたん》の歌詞が好きです」と語った。
最後に、地域住民や在校生代表ら約100人の参加者で校歌を斉唱し、式を締めくくった。
今回の歌碑建立に際しては、実施委員会構成の地元各種団体に加え、地域の1,645世帯からも協賛金が寄せられた。