「重ねた伝統 新たな歴史へ」=県立足利高校創立100周年=
足利高等学校は大正10(1921)年4月栃木県立足利中学校として開校し、今年創立100周年を迎えました。これまで同窓会・PTA・学校による実行委員会(委員長:早川慶治郎同窓会長)のもと準備を進め、今月12日同校体育館にて記念式典を執り行った。
1980年3月卒業の私も実行委員会顧問の立場で参画し、式典にも出席することができ感慨無量です。
足利高校は昭和24年4月足利商業高校と統合し、普通科・商業科の2課程と定時制を併設。同42年3月に商業科が廃止され、普通科のみの全日制・定時制となりましたが、平成18年には定時制を閉課程。この間、文部科学省より平成24年にはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)、31年に県より「スタディフロンティア推進事業」「アクティブスクール」プランの指定を受け、現在の生徒募集定員は160名です。
これまで約2万5千人を超える卒業生を送り出し、地域や国内外で活躍する人材を多数輩出しています。
式典には全校生徒や教職員、来賓の福田富一知事ら約600人が出席。渡辺佐知夫校長は式辞で、地域の期待を背負ってきた歴史から、「変化の激しい時代にあっても、流されることなく自ら考え、行動する姿勢を大切にしていって欲しい」と述べた。生徒代表の赤坂柊征くんは「昨年からのコロナ禍にあっても、みんなで話し合い、協力しながら学校行事を行ってくることができた。これからもお互いの力を合わせ頑張っていく」と力強く挨拶。