「寅年は《成長》《始まり》の年」=2022年新春=
皆さまには清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
一昨年から新型コロナウイルス感染症により繰り返された感染拡大も、第5波の猛威も10月以降落ち着いていたところ、年末年始の人の移動に伴い感染者の増加が心配される中、5日には県内でも新たな変異株「オミクロン株」による《市中感染》が初めて確認されました。引き続き、感染対策の基本である「三密回避・手指消毒・マスク着用」に努めていきましょう。
さて、昨年を表す漢字は「金」であり、流行語大賞は「リアル二刀流」でしたが、私にとっては「変」と「補正予算」です。コロナ禍のもと、新しい生活様式による「新たな日常」に向け自粛と行動変容により、人との接触機会を減らし、テレワーク等行動の変化を求められるも、議員活動においては難しい課題です。
また、コロナ対策に関し県では12回の補正予算を編成し、当初予算計上分含め総額は約3,056億4千万に上ります。
そうした中で迎えた2022年は、本県において2度目となる《いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会》の開催を迎えます。本県の競技力向上や各種スポーツに親しむ県民の拡大、とちぎの認知度・ブランド力の促進による観光振興及び県産品の販路拡大、県内への移住・定住が図れるよう一過性に終わることなく、【レガシー】として継承していかなくてはなりません。
一方、コロナ禍の影響は多くの働く人々とその家族を直撃し、雇用や賃金・労働条件を脅かしています。特に、有期契約やフリーランス等の形態で働く人や女性・外国人・学生などが厳しい環境に晒されています。感染症下では社会的セーフティ―ネットも、その機能を十分に果たせていません。
支援が必要な人達に対する居住・生活支援体制の一層強化が求められるとともに、働く機会創出に向け今年施行の《労働者協同組合法》を活用し、自らが臨む就労環境・業種を通じて地域課題にも取組む協同労働の周知・促進に努めてまいります。
コロナ禍で疲弊・停滞する個人や地域が寅年にならい、これから新しい芽が「成長する」、新しい日常が「始まる」年になればと考えます。
本年もよろしくお願いいたします!