「重点措置後も再拡大防止徹底」=県新型コロナ感染症対策本部=
新型コロナ第6波対策へ最大36都道府県に適用されていたまん延防止等重点措置は、その後延長が続いていた18都道府県についても、期限の21日をもって全面解除されました。栃木県は17日対策本部会議を開き、22日から4月10日を独自の「感染再拡大防止徹底期間」と定め、引き続き県全域で基本的な感染対策の徹底と、県内外を問わず慎重な移動を呼び掛けていくこととしました。
16日現在、警戒度判断の主な指標に関し、病床使用率は緩やかに減少し直近で30%を下回っているものの、検査陽性率は40%程度で推移し高い水準にあります。感染状況は前週比で継続して1.0を下回っており、人口10万人あたりの新規感染者数は、2月18日302.5人をピークに下降状況にあり160人程度まで減少。
しかし、病床使用率は警戒度レベル2(20%以上50%未満)にあり、新規感染者数も減少スピードが緩やかであるなど、総合的に勘案し警戒度レベルは当面「警戒を強化すべきレベル2」とします。飲食店等の時短営業要請は解くものの、会食は4人以内で2時間を越えない範囲とする。感染不安のある県民に対する無料検査は、4月10日まで延長。
1月29日以降、同居家族等濃厚接触者に症状がある際、検査を経ず医師の診断で陽性者と判断する「みなし陽性」について、医療機関で行う検査のひっ迫が解消されており、今月31日で取扱いを終了する。オミクロン株の特徴を踏まえた濃厚接触者の特定や行動制限を見直し、保健所の積極的疫学調査は入院医療機関、高齢者・障がい者等入所施設を重点的に行うとともに、県営ワクチン接種会場での金・土曜日の予約枠を拡充。
一方、県民一家族一旅行(第2弾)に関し、4月11日から販売及び利用を再開し、「Go To Eatキャンペーン栃木食事券」の利用期限を5月22日までとします。
第6波の状況をもとに会派要望していた感染不安に対応する無料検査のための検査キット確保や、感染状況の落ち着いた時期を見据えた観光等促進対策が盛り込まれました。
未だ「感染終息」には至らないものの、引き続き《とちぎの県民力》を結集し、再拡大防止に努めてまいりましょう。