「大型連休へ感染対策強化」=県新型コロナ対策本部=
県は4月26日対策本部会議を開き、直近の感染状況等を踏まえゴールデンウィーク中の感染拡大を防ぐため、28日から5月8日までJR宇都宮駅東西自由通路に臨時の無料検査拠点を設けること等決定しました。
25日現在の病床使用率は18.4%と緩やかに減少し《レベル1以下》となり、重症病床使用率は低い状態にあり、中等症者数も減少傾向にあるなど医療提供体制への負荷は抑えられています。重症化リスクの高い高齢の新規感染者数が少ない状態で継続していること等を総合的に勘案し、警戒度は引く続き《警戒を強化すべきレベル2》を維持。
一方、検査陽性率が高い水準を継続しており、「今週先週比」も4月中旬以降1を下回る日が見られるものの、人口10万人あたりの新規感染者数は、直近で200人程度を推移し継続して高い水準にあります。
今後は旅行やイベント、買い物等での外出・移動の機会が増える時期を鑑み、ゴールデンウィークに向け改めて県民や事業者の皆さまへ、基本的な感染対策の徹底等を呼びかけるとともに、検査体制の強化及び若い世代へのワクチン接種促進、保健・医療提供体制の拡充に取組むこととしました。
県内でもワクチン3回目接種が進められる中、65歳以上の高齢者は概ね終えていますが、県全体の接種率は約5割に止まり、特に20~30代が低い状況です。県営会場では「新たに1・2回目接種をする方」に対し16日から、「予約なし接種」も22日から実施。
無料の検査について、社会経済活動を行うにあたり自治体・民間事業者の取組等に必要なワクチン接種歴や陰性結果を確認する《ワクチン・検査パッケージ等利用》のための検査を6月30日まで行い、《感染拡大傾向時》における陽性者の早期発見・早期治療につなげるための検査は5月31日まで延長します。
また、高齢者施設等でのコロナ発生後、施設等からの連絡に基づき24時間以内に《発生施設支援チーム》を派遣し初動支援を行うとともに、施設療養中における往診・訪問看護等対応していきます。