とちぎ国体の興奮と賑わいを引き継ぎ行われた全国障害者スポーツ大会は、全日程を終え無事閉幕しました。同大会は1965年から開催の「全国身体障害者スポーツ大会」と、92年に始まった「全国知的障害者スポーツ大会」を2001年統合し、その後は国体と一緒に開催され、とちぎ大会が22回目となります。
近年は19年茨城大会が台風の影響で中止、その後鹿児島と三重県は新型コロナ感染症拡大で開催を見送ることとなりました。
それ故、とちぎ大会へ満を持しての参加と各競技選手団は、都道府県と政令指定都市で編成する67地域から約3,300人。陸上競技や水泳、車いすバスケットボールなど14競技が県内10市で熱戦を繰り広げた。足利市はボウリングやフットソフトボール(フットベースボール)の会場地となりました。
私も仕事で訪れた宇都宮市内ホテルにて、本県入りした東京や千葉選手団の方々と遭遇し、歓迎と激励の言葉を伝えた次第です。
本県での初の開催に際し、開会式には秋篠宮ご夫妻、閉会式では高円宮さまが臨席されました。両式ではそれぞれオープニングやエンディングイベントにおいて、とちぎをアピールする演出と進行役の本県出身お笑い芸人・U字工事が大いに盛り上げ、会場内の一体感を醸成。
大会中は観客も含め2万9千人を超える人達が参加し、開閉会式やオープン競技も加え約5万8千人余が関わる大会となりました。
本県勢はこれまでの福井大会のメダル37個を大きく上回る金メダル62個、銀41、銅41の計144個と、過去最多を獲得する大健闘!
大会旗は来年開催の鹿児島県へ引き継がれ、10月1日開幕の国体に続き灯された炬火は、大会の成功を見届け静かに炎を消した。
大会に関わった全ての人達が「大会で培われたレガシー(遺産)を継承し、障害や障害を持つ人への理解を一層進め、誰もが共に支え合う共生社会の実現」を強く確認する3日間となった。
多様性を認め合い、燃える情熱受け継ぎ、誰もが輝ける「夢を
感動へ。感動を未来へ。」!!