この度、11月1日から8日までの8日間に亘って行われました海外行政調査(小林幹夫団長含む5名)に参加し、視察内容がまとまりましたので報告書を掲載するとともに、ここで一部概要を報告いたします。
今回の海外行政調査は昨今の東南アジアへの県内中小企業の進出意欲の高まり、県産農産物の販路拡大、外国人訪日客の県内誘客促進等々、
栃木県として近年取り組むべき重要な政策課題であり、同地域はまさに今注目される需要と可能性が秘められた国々であります。
タイ・バンコクでは「ビジットジャパンFITトラベルフェア2015」へ福島・宮城など南東北と連携し、本県が観光誘客宣伝に初参加することとなり、訪日観光に対す関心度の高さは、会場内すれ違いも困難なほどの混雑振り。
出展旅行社や来場者から訪日観光へのニーズ・印象を聴取し、専ら個人や小規模単位での旅行が好まれ、日本での観光パターンであるゴールデンルート以外の旅行コースの醸成が求められています。
ブースに掲示した足利フラワーパークの藤棚を紹介したポスターは大人気、国民が敬愛するタイ王室カラーが藤の色だからだそうです。
シンガポール・マレーシアは県産農産物の輸出実績があり、現在県の重点ブランドとして販路促進を図る梨の「にっこり」などを、葉物野菜を売込む群馬や茨城県と共同し、コスト軽減化へ船便での試験輸送を展開しています。
加えて、11月28日から12月1日にかけてJA全農とちぎがマレーシアにおいて、ショッピングモールや大手青果卸業者に対する「にっこり」のPR・試食販売を予定しており、事前に関係者との懇談や会場視察、消費者との意見交換を行ってきました。
ベトナム・ホーチミンでは一度事業に失敗しながらも、現在は順調な経営状況のもと規模拡大を予定する県内中小精密部品加工事業所を視察。合わせて現地でサポートしたコンサル会社、ジェトロ現地事務所関係者とそれぞれ今後の海外進出に向けた助言・指導を頂きました。
シンガポールにおいては人口約380万人と横浜市程度の国ながら、国防費29.1%に次ぐ予算を教育費20.3%に投じ、人材づくりに勤しむ同国の教育制度と労働力確保への女性の社会進出支援、ワークライフバランス政策を見聞するとともに、同国で働く本県出身の若手企業人の方々と交流を図ってきたところです。
今回の4ヵ国訪問は東南アジアにおける経済の活況、ダイナミズムと同地域に向けた本県の各種産業展開への「とちぎ力」発揮の可能性が大いにあることを知る、貴重な機会となりました。今後、その体験をしっかりと県政に向け提言・発信して参ります!!