8月2日(火)~4日(木)の3日間、生活保健福祉委員会による先進地視察に参加。
慌ただしい日程の中、①広島県呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム来館者向上対策」 ②広島県地域包括ケア・高齢者支援課「地域包括ケアシステム構築の取組み」③兵庫県男女家庭課「ひょうご出会いサポートセンター取組み」④兵庫県人と防災未来センター「施設概要と防災に関する研究成果」の4事業に関する現地調査を行ってきました。
何れも調査時間を超えるほど興味深く、多忙の中、調査に対応頂いた関係者の皆様に御礼申し上げます。
先ずは夏休み中でもあり、旅行先検討の選択肢になるよう呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の運営について報告を!
呉の歴史から日本の近代化を学び、戦艦「大和」を建造した呉のものづくり、科学技術の発展が今日もたらしたもの、戦争を学び平和を考えることを目的として平成2年より基本構想策定に着手、14年度から建設工事、展示製作を進め17年4月開館。
展示は日本の近代化以降かつ軍港として栄えた市の歴史が中心となる為、いささか違和感を覚えつつ、展示分野が限定される点から来館者向上対策に質疑が集中。初年度161万人超の来館者を迎え、3年目までは100万人台を維持するも、以後は80万人台を推移。運営方法も「市直営」から20年度より現在まで、凸版印刷・日本旅行など4社で「大和ミュージアム運営グループ」を構成した指定管理者制度へ移行。当初は事業者提案により、市から未交付だった指定管理料も契約更新後交付することとし、呉市による資料取集や調査研究の継続性・専門性を確保。管理者側は広報・営業の全国展開をより進め、展示内容をチラシ・ポスターから分かり易く、企画名もインパクトあるよう工夫した結果、23年度入場者数747千人・市への納付金0円の状況から徐々に成果が。昨年は「戦後70年の節目の年」も重なり、開館10周年となる27年度久々に100万人を超え、77,127千円の納付金を確保するまでに回復。当施設の来館者の動向は、呉市入込観光客数を左右するほどの存在です。
今後はリピーター対策として、今年5月に行った鹿児島沖に沈む戦艦大和の潜水調査結果を映像等で伝える企画を予定。一方、私から展示が特異な分野であるが故の資料収集の方法、展示説明や音声ガイドによる外国語対応が十分でないこと等今後に向けた取組みを質したところです。
管内説明を頂いたボランティアガイドの川西さん(写真参照)のよどみ無く、アクセントを使い分け、ユーモアを交えた説明と、コーナー毎の説明後に「戦争は二度と起こしてはならない」と繰り返す言葉に終始好感をもって聞くことができました。