8月17日(水)関東から東北へ太平洋沿岸を北上し、北海道で温帯低気圧へと変わりながら各地に大雨をもたらした台風7号。間をおかず、続く9号の台風情報が伝えられる19日(金)、群馬県・県建設技術センター・上毛新聞社主催による「群馬の防災意識を変える~関東・東北豪雨から学ぶ災害リスクと対策」が前橋市の県公社総合ビルで開かれました。
新聞にて一般募集を知り参加したもので、約300名の会場は自治体や防災団体・建設業界関係者で一杯。
初めに群馬大学院理工学府・清水義彦教授から「関東・東北豪雨による鬼怒川の水害から学ぶ」との講演があり、鬼怒川の堤防決壊の要因を気象庁の情報と重ねて時系列に説明し、「破堤災害の恐ろしさと、堤防上の舗装が破堤速度を緩める効果がある」など報告された。
2部は清水教授、前橋地方気象台長・斉藤清さん、常総市消防団・石塚一朗さん、減災アトリエ主宰防災図上訓練指導員・鈴木光さん、上原幸彦県土整備部長によるパネルディスカッション。昨年の常総市での消防団活動時「鬼怒川氾濫時の情報が交錯し、危険度が伝わらず避難しない住民が多かった」と振り返り、気象観測の立場からは「昨年の台風18号の経路が幸い群馬県上空をそれただけ、同様の大規模災害は何処でも起こり得る」と指摘した。鈴木指導員は氾濫区域などを地図に書き込む「my減災マップ」の取組みから、「身近にある自然災害の怖さ」を紹介。上原部長より県が24年度行った「地震被害想定調査」概要や、県内に土砂災害警戒区域が約9,000ヵ所あること、19河川を対象に「洪水浸水想定区域図」の策定、今年度から3か年で67ヵ所の護岸堤防点検や堤防高の強化約10㎞に取組む「緊急豪雨対策」が報告されました。
栃木県では8月28日(日)、さくら市との合同総合防災訓練が9時から、さくら市総合公園で行われます!